「サスケは天才かと思ってたけど、意外と雷切の覚えが悪いです。あの子は天才っぽく見えるけど、実は俺には遠く及ばない気がします。ま、俺があまりにも偉大な天才だから比較するのも可哀想な気がしますけど。恐らくオナニーもまだまだ未熟でしょう」
イルカ先生が作ってくれた茄子の味噌炒めを食べながら本日の修行の成果を報告していると、イルカ先生は茶碗にごはんをよそいながら少し首を傾げた。
「でもこの前サスケに会った時、カカシの教え方が悪くて困ってる。なんて言ってましたよ。修行とは関係ないことばかりずーーーーっと喋ってるって」
なにチクってんだあのガキ!
「そんなことありませんよ。大体そのくらいでイラついてるってのが甘い証拠です。俺なんて四代目と組み手してる時に何故かおもひでの火の国温泉を一緒に熱唱させられましたよ。リンなんて、負傷した四代目を治療しながら四代目を褒め称えることを強制的に義務付けられてましたよ。オビトに至っては修行中いつも、皮ムケた? ねぇチンコの皮ムケた?って嫌がらせの質問を受けてましたよ。修行とは常にそういうものなんですよ」
「エリートの育成は奥が深いものなのですねぇ」
イルカ先生はしみじみと呟きながら手を合わせ、いただきますと言う。それから箸を持って茄子の味噌炒めの中に入っているピーマンを食べた。ああ、俺はあのピーマンになってしまいたい。イルカ先生のお口の中で咀嚼され、飲み込まれ、イルカ先生の血肉になるんだ。いや、それよりも箸になりたい。毎日毎日イルカ先生のお口に入っていける箸。素晴らしい! おいそこの箸! 今すぐ俺の人生と代われ!
「そう言えば、カカシ先生は何故サスケに雷切を教えようと思ったのですか?」
「それはアイツが俺に似たタイプだからです」
「どこか似てますっけ。チンコの形状とかですか?」
「それは多分違います。俺の方がかなりデカイし」
チンコの形状は似ているかどうか分からない。何しろ七班で泊まりがけの任務に出ても、サスケはひたすらにチンコを隠していた。その点ナルトは常にオープン・ザ・パンツの下だった。着替えの時も風呂の時もいつだってちんちんぶらぶら状態でうろついていた。最初はサクラも怒っていたが、すぐに慣れてた。ま、ナルトのチンコは可愛いからな。
「では、どこが似ているのです? 姿形は似てませんし、サスケはむっつりスケベだけどカカシ先生は全開解放スケベです。共通点と言えば写輪眼だけじゃないですか」
言われてみればそうだった。
「でも似てるんですよ。こう、何となく」
「チャクラの性質も正反対なのに、雷切を教えようとするからこうなったんじゃないですか?」
あーあーなにもきこえなーい!
「カカシ先生は雷でサスケは火の性質ですよね」
「今日は月間パンティくんかくんかの発売日だったので買って来ました! 後で読みますか?」
「読みます!」
話題の移行に成功したので、俺は安心してごはんを食べることができた。
もうすぐ中忍試験本戦が始まる。サスケはまだ雷切をマスターできてないけれど、何とかなるでしょ。それよりも明日はダブルベッドが届く。もうこうなると本当に恋人みたいに思えてくる。同居じゃなくって完全に同棲だ。同棲! 恋人! きゃーー!
興奮してむしゃむしゃとご飯を食べていたら、思わず三杯もおかわりしてしまった。
後片付けは俺の役割。最初イルカ先生はそれを嫌がったけれど、洗濯も掃除も炊事も全部イルカ先生にやらすわけにはいかない。そういうのは良くない。役割分担ってのを決めた方が、何かイイ。ほら、何かアレでしょ。そっちの方がデキル恋人って感じでしょ。
食器を洗っている間にイルカ先生はお風呂に入った。正直、一緒に入りたい。お風呂は声が響くから、きっと大層燃えるオナニーができるだろう。え、カカシ先生そんな、こんなところで駄目ですっ。なーんて言うイルカ先生をあれこれクニクニして、後ろから抱き締めてシャワーを浴びながら手コキとかしてみたい。でも俺、この前一緒にお風呂に入りましょうって言ったけど即座に断られたんだよね。狭いから嫌ですって。
ここはアレか? 上忍の力を以てこの部屋の水回りだけ全部改装するべきなのかな? 有難いことに俺は金はたんまりある。だって暗部の任務ばっかこなしてて、しかも趣味はオナニーだけだったから使う道がなかったのよね。オナニーのオカズ蒐集以外は。
よし、今度提案してみよう。俺は食器の水滴を拭いて茶箪笥に片付け、イルカ先生が出てくると交代で風呂に入った。
イルカ先生には持ち帰りの仕事があったので、その日の夜は大人しくしていた。
邪魔しちゃいけないと思ってテレビも付けずに一人でクナイを研いで、それが終わると巻物のチェックをし、爪を切って手甲などの装備の点検をした。それが終わると二人分のお茶を淹れ、先日上忍仲間に貰った砂の国の名物「じゃりじゃり煎餅」をお茶請けとして出す。それも終えるとすることがなくなってしまって、暇だったのでイルカ先生を観察して過ごした。鉛筆の持ち方とか煎餅を食べる時にどこの歯で噛み砕くのかとか、足の小指の爪の形とか、そんなのを。
イルカ先生のお仕事は思ったよりも長引いて、終わったのは深夜だった。肩と目が疲れてるって言うから、いつものようにベッドでマッサージしてあげる。肩も腰も目も、全部揉んであげる。
「明日早いから、このまま寝ちゃって良いでふかぁ?」
強張った身体をぐったりと弛緩させてイルカ先生がふにゃふにゃとそう言うから、勿論良いよって答えた。アカデミーの授業もあるし、中忍試験本戦目前で事務仕事も溜まっているようだった。イルカ先生は使える人間らしく、あちこちから頼まれごとをされる。「おいイルカ、これ頼めるか?」「イルカ、あれどこだったっけ」「ズリネタ調達頼む。できれば猫耳魔法少女系」などなど、ひっきりなしに声をかけられている。毎日あれこれ大変そうだ。
俺はそんなお疲れのイルカ先生をせっせとマッサージし、イルカ先生が寝入った頃を見計らってズボンを下げた。毎日サスケの修行に付き合い、見本として雷切も連発し、自分向けの鍛錬もしているから俺だってクタクタのはずなんだが、それでも毎日勃起する。特にこうしてその身体に触れているとすぐに勃つ。自分でもうんざりするくらいに。
うつ伏せに寝ているイルカ先生のパジャマの裾を上げて、背中を剥き出しにした。背骨から腰に続くなだらかなラインと肩甲骨の隆起がとても美しい。ナルトを庇った時にできた傷が大きく痛々しいが、それによってただ美しいだけじゃない艶めかしさみたいなものを感じさせられる。
熱い息が漏れる。どうしてただ背中を見るだけで欲情するんだろう。
勃ちあがったモノに手をやり先端を撫でると、透明な粘液が指に付着し糸を引いた。まだ何にもしてないのにもう先走りが出ている。
イルカ先生の太腿の辺りに跨りモノを手で包んで上下させた。この背中にぶっかけてみたらどんなに気持ち良いだろう。俺の精液が傷を濡らして、この背中のラインを辿って流れたらどんに最高だろう。匂いが取れなくなるまで精液を沢山出して、手の平で背中に全部に擦りつけてやるんだ。匂いが取れないようによく擦りつけるんだ。
手で扱きながら身体に覆い被さって、俺はその魅惑的な背中に舌を這わせる。腰から這い上がって傷の部分まで行くと感触が変わるのを確かめるように何度も繰り返す。
それからイルカ先生の身体を仰向けにさせる。腹まで捲れ上がっていたパジャマをもっと上に引き上げて、乳首が見えるとそれにむしゃぶりつく。
「んー」
小さな呻き声が聞こえたから一瞬焦った。でもイルカ先生は眉間に皺を寄せただけで、起きる気配はない。俺は調子に乗って小さな乳首で遊びだす。舌先で転がして吸い上げて包んで唇で挟んで。そうしていると可愛い可愛い乳首は次第に硬くなる。硬くなるとその感触が楽しくてもっと遊びたくなる。
ぶちまけてやりたい。この胸に、この腹に。
射精の訪れを感じ手を伸ばしてティッシュを取り、少し迷った後イルカ先生の腹の上に重ねて置いた。ぶちまけたい、けど、それは自重する。向かい合って一緒にシコってる時はともかく、寝てる最中に勝手にぶっかけられたとあっては、イルカ先生だって流石に眉を顰めるに決まってる。
はぁはぁと息を乱しながら射精に向けて駆けのぼった。これだけ悪戯しても起きないのってアンタ忍としてどうなの?って心の中で呟きながらも、一方でそれだけ俺は信頼されているんだと言う満足感も得る。しかし同時にその信頼を裏切る行為をしている背徳感も湧き上がる。
たまらない。全部。
「――んがっ!」
「ぎゃ!」
イルカ先生が急にでっかい鼾をかいたので、思わず身体が飛びあがっちゃって精子がティッシュの向こうまで飛んだ。うわ!って思ったけど一度出た精子は取り返しがつかない。覆水盆に返らず、精液ティッシュに返らず。
ちょっと何なのよ!って猛烈にイルカ先生に脳内で抗議をしつつ、それでも何とか残りの精子も出し切った。物凄い微妙な射精になった。あ、ちょ、ま、みたいな。
「なんでそのタイミングで鼻を鳴らすかねアンタ……」
俺、涙目。これは信頼を裏切るような行為をした罰なのか!
変な射精をした時のガッカリ感は異常だと思う。呼吸を整えながら俺はイルカ先生に物凄く文句を言った。心の中で、だけど。
大体さ、その計ったようなタイミングってなんなの? 完全に嫌がらせの部類だよね。もうほとんどイジメの領域に入ってるよね。実は起きてるんじゃないの? イルカ先生流の新しい嫌がらせなんじゃないの? 俺に乗っかってシコりやがって、しかも俺の上で精子ぶちまけようとしやがって、とか思って俺に嫌がらせしたんじゃないの? それに、んがってなんなのよ。どうせならもっとこう、んっ、とか。あるでしょ他に! んぁ、とかさ! 射精する時にふさわしい寝言ってもんがあるんじゃないの? 空気読めないのアンタ!
文句を言いまくるとちょっとだけスッキリした。
ふーと息を吐き、汚してしまった部分を新しいティッシュで拭き取ってあげる。イク前は、俺は射精後「汚してごめんね」「信頼を裏切ってごめんね」なんて言うセンチメンタルな気分になると思ってたのに、実際は「射精前はただでさえキンタマがぎゅってなってるのに、アンタのせいでもっとぎゅっとなった。縮こまってぺっちゃんこになるかと思ったよ」って感想だけだった。
自分のチンコも綺麗にするとようやく気分も落ち着いた。
「アンタまさか本当に起きてたわけじゃないよね?」
ぷすー、ぷすーと寝息を立てて健やかに眠っているイルカ先生の顔を覗き込んでそう訊ねてみる。返事がなかったのでほっぺたを突いてみた。でも反応はない。
信頼してくれているとは言え、どうしてここまで無防備に爆睡できるんだ。内勤の忍ってこういうもんなの?
「あほ中忍」
「んが!」
起きてる!! のか?
「イルカ先生、好きですよ」
「……」
うわー、なにこのちんもく! むっかつくー。
頭に来てイルカ先生の鼻先にかぷっと噛みついてやった。起きてたらそろそろクスクスと笑いだす頃だろう。でも起きないから俺はチンコを撫でてみたりほっぺにキスしてみたりチンコを撫でてみたり唇にキスしてみたりチンコを撫でてみたりして、沢山悪戯してやった。それでも起きない。幸せそうな顔を晒して眠っている。
でもチンコに触りすぎたせいかイルカ先生は少し勃起したし、チンコを触りすぎたせいか俺もまた勃ちあがってきている。
手の中で大きくなるイルカ先生のチンコが楽しくて、俺は調子に乗ってその下着の中に手を突っ込んだ。何度も触って一緒にシコったけど、やっぱりイルカ先生のチンコってのはとても魅力的で良い。形も大きさも俺の手にしっくりくる。
あまり刺激を与えすぎないようにムニムニと手の平で揉みしだいていると、どんどん硬くなってきた。そうなると触り難くて、俺はイルカ先生のズボンと下着を膝の辺りまで強引に下ろす。それからいつもみたいに自分のモノと一緒にシゴこうかと思ったけど、チラリとそのイチモツを見て考えが変わった。
ずっと我慢してきたことを、したい。
あれを舐めたい。
少しなら良いだろう。イルカ先生は忍とは思えないくらい、まるで術にかかってるみたいに熟睡してる。敏感な部分は避けて少し舐める程度なら大丈夫だろう。うん、きっと大丈夫。優しく口に含んで、根元から舐め上げるくらいだったら。
俺は身体を起こして移動し、イルカ先生の膝に引っかかっていたズボンと下着を剥ぎ取って足を曲げて広げさせその間に身体を入れた。
うわー、やっらしー眺め。すっごいすっごいすっごい。あんなところからこんなところまで全部丸見え。これぞまさに絶景。あー、俺のチンコが猛り狂いだしそうです!
鼻息を荒くしてイルカ先生のイチモツに顔を寄せ、とりあえず頬擦りしてみた。凄いこんなに熱いものなんだ。意外とスベスベしてる。愛おしい。
ゴクリと喉が鳴った。起しちゃマズイ。これは流石に、絶対に引かれる。ドン引き確定行為だ。だから刺激しないように、優しく優しく根元から舌を這わせる。すべすべとした感触にうっとりしながらそのまま先端に向けて上り、カリの手前くらいでまた根元に戻る。横側も舐めてみる。反対側も。括れの部分まで思わず舐めると、唾液が付いて淫らに光るそれは俺を誘惑するように小さくピクついた。興奮しすぎてやばい。もっと舐めたい。
口に含みたい。
駄目だ駄目だと頭のどこかで叫んでいるのにイルカ先生のそれはあまりに愛しくて、それに舐める度にもっと舐めてしゃぶって咥えてって俺を誘うように硬さを増す。口に咥えて吸い上げてやって、裏スジを舌で舐めたくったらどんなに愉しいだろう。ピクピクと震えるそれを優しく愛撫して可愛がってやれたらどんなに悦ぶだろう。
少しだけなら良いかもしれない。
すぐ離せば起きないかもしれない。
甘い妄想に誘われて俺は唇をそれに近付けた。手でそれを支え、優しく、できるだけ優しくと自分に何度も言い聞かせてゆっくりとそれを口に含んでいく。
歯を立てないように、それからあまり強く吸いつかないように気を付けながら何度かストロークさせると、唾液が伝って根元を支えている手を濡らす。喉の奥まで咥えこむと興奮のあまり射精しそうになった。イルカ先生のモノが一段と大きくなる。
「ん……」
小さな喘ぎ声を出してイルカ先生が身体を捩る。でもまだ起きる気配はない。
もう少しだけ。本当に、もう少しだけ。大丈夫、すぐに離す。
空いた手で自分のモノを扱きながら俺はイルカ先生を味わう。咥えたまま舌で先端をぐるりと一周させ裏スジを往復させる。口を窄めて口内全体でイルカ先生を感じ、一度だけだからと自分に言い訳してからそれを強く吸い上げた。先端から塩気のある味がする液体が溢れ舌でそれをしっかりと味わってから飲み込む。
「アンタ、何してるんです?」
その時不意に両手で頭を挟まれ、持ち上げられた。
え。
頭が真っ白にと言うか全身真っ白にと言うか俺の脳内は超現実逃避して一気に四代目のおもひでの火の国温泉がどこかから駆け巡り、ああ宇宙のファンタジー俺は何にもしてないよ何にもしてないよ!! あのねあのねあのねあのね俺は何もしてないちょっと淫猥な妖精さんがやって来てチンコチンコ!! ぎゃああああ!!
「イルイルイルイル、イルカせんせ!」
「はい俺です。で、カカシ先生は何してござるんですか?」
ハテナマークを頭上に三百個くらい浮かばせているようなそんな顔をしてイルカ先生が訊ねた。何してござるってそりゃアンタ、なんちゅーかちょっとナメナメして、なんちゅーか口淫っていうの? ほらなんて言うの? 四代目が見せてくれた羊の交尾の映像が何故か今俺の脳裏を横切っていく! それ関係ないから! 今それ全然関係ないから俺! わああああ!!
「どしたんですか?」
「ちょ、ちょっと……ムラムラして」
俺アレですムラムラするとイルカ先生のチンポしゃぶりたくなる奇病なんですこの前医療班の人に言われました。それ、イルカチンポむしゃぶり病だから。って! マジで! いやマジで!
「ムラムラして、なんで俺のチンコを……まさか」
「ちが! 違うんですちょっと何て言うか俺」
「カカシ先生はふたなり萌えなんですね!! 今そういう妄想してムラムラしちゃったんでしょ!」
謎が解けた!と言う顔をしてイルカ先生はぐっと拳を握った。髪痛いから! アンタまだ俺の髪を掴んだままだから!
じゃなくて、イルカせんせがアンポンタンで良かった!!
「そうなんです。可愛い女の子のマタマタにぶっといチンコが生えていると思うともう辛抱たまらん!って妄想してシコってたら、こう、むしょうにしゃぶりつきたくなりまして。思わず身近にいなさったイルカせんせのチンコをパクリ」
反省しきりです驚かせちゃってすみませんといった感じで神妙に項垂れつつも、俺は内心勝利を確信していた。イルカ先生は若干天然入ってる上にちょっとアンポンタンポカンな部分もある人だから、これで言いくるめられる!
「仕方のない人ですねー。で、イけたんです?」
「まだですから続きさせてください!」
俺の髪を掴んでいたイルカ先生の手を持ってそれを頬に擦りつけ、意図的に「んもう、カカシ先生ってば可愛いんだから」みたいに目をウルウルさせておねだりしてみると、案の定イルカ先生は苦笑しつつも頷いてくれた。計算通り!
「すぐ済みますからね」
俺はニヘっと笑ってイルカ先生の手にキスをし、上機嫌でそのチンコに唇を寄せた。イルカ先生の許可が出たんだ、もう何をしても許される。どれだけ舐めようが吸いつこうがネロネロしまくろうが構わない。
嬉しさのあまり笑いだしそうになるのを必死で堪え、ペロリと唇を舐めてから舌先を硬くして尿道口をつついた。ツルツルした感触とその肉の裂け目から僅かに溢れる先走の粘りが最高だ。強くそこに押し込むようにし、肉の弾力によって滑り落ちた舌を今度は裏スジに這わせる。咥えたまま舌を回して周囲をぐるりと巡り、裏スジに戻るとそこを舐めながら強く吸い上げる。
「あぁ」
腰を浮かせてイルカ先生は喘ぐ。俺は片手で自分のモノを扱きながらイルカ先生のモノをしゃぶり尽くした。咥えこんで散々吸いついて、扱いて、睾丸を揉んでやって、カリ首に当たってじゅぶじゅぶと音が鳴るくらい唾液まみれにしてやって。
「すご…い」
イルカ先生の掠れた声が耳に届くと同時に、先走りがまた溢れる。夢中になってしゃぶっているとイルカ先生が小刻みに腰を揺らし始めた。喘ぎ声もひっきりなしに届くようになる。
扱く手に力を入れてそのスピードを速めてやると、イルカ先生がグイっと背中を反らせ喉の奥までソレを突き付けてきた。咽せないように噛まないように気を配りつつキツく促してやる。
「んぁあああっ」
イルカ先生の嬌声とともに精液が喉に当たった。口一杯に精子の味が広がり、俺はその匂いに満たされながら射精する。
すっごい匂い。
満足感がある。これを咥えてこれを飲めて満足感がある。
俺はうっとりしながらイルカ先生が放った精液を飲み干し、幸福の笑みを浮かべた。イルカ先生が射精したんだ。俺の口で、イルカ先生が悦がって射精した。
尿道に残る精液まで全部吸い上げて飲み込み、硬さを失っていくそれに優しくキスをしてから口を離した。
「どう?」
顔を上げて自信満々に訊ねると、イルカ先生は潤んだ瞳でコクコクと頷いた。全身にしっとりと汗をかき、頬は紅潮している。凄く良かったみたいで、俺はまた満足する。
「またして良い?」
「カカシ先生に、急にふたなりブームが訪れたんですか?」
「ん。だからまたさせて?」
伸びあがってその唇に触れるだけのキスをすると、イルカ先生は照れたような顔をして頷く。
「俺、フェラって初めてしてもらいました」
「当たり前でしょ、アンタキスもしたことなかったんだから」
俺が笑うと、イルカ先生も笑った。